冬になると、やたら素直にバス釣りの本に書いてあることを忠実に守ろうとしませんか?
さて、今回は2009年につり人社より発刊されたヒロ内藤さんの“バスフィッシング”を読んだレビューを紹介します。
表紙をめくって圧巻!
いきなり小さな子ども(外国人)が、とっても大きいバスを持ち上げた写真が飛び込んできました。
写真の写し方が上手いのでしょうが、推定ロクマルとされるバスを見て、胸が高鳴ります。
確かにこれはバスフィッシングの基本書!
日米を股にかけるバスフィッシングのエキスパートが書き下ろした入魂の一冊!
これは、ヒロ内藤が次世代のアングラーに送る
「バスフィッシングの基本書」である。
文頭から「バスフィッシングの基本書」とうたうだけあって、かなり親切に説明された内容になっています。
ブラックバスの生態や11種類のバスの紹介などの基礎知識から始まり、タックルや投げ方などが詳しく説明されています。
その中でも、バスフィッシングになくてはならないハードルアーやソフトルアーは50ページにも渡り、使いどころなどが詳細に書かれてるので、これは目からウロコでした。
シーズナルパターンは必見!
年中同じ釣り方、狙い方で釣果を上げている人は皆無に近いでしょう。
それだけに、春夏秋冬季節にあった釣り方すなわちシーズナルパターンを理解して実践することが、バスフィッシングで最も大切なポイントでもあります。
そこは、さすがヒロ内藤さんだけあって、1年の始まりを春からではなく、冬からスタートするという考え方は流石としかいえません。
そして春も、プリスポーニング・スポーニング・アフタースポーニングの3段階に分けて、1年の行動を6パターンに分類して解説されているので、必見の価値ありですよ。
中上級者もオススメの1冊!
初めは、初心者向けの内容かな?と思っていましたが、最後まで読んでみた結論は、中上級者にも読んでもらいたい1冊でした。バス釣歴15年の自称中級者の著者には、経験で分かったつもりでいたことが、文章を読んで明確に理解することができたことが数多くありました。(水温5℃以下だと、捕食は週1で間に合うなど)
まさに、バスフィッシングの基本書に相応しい本でしたよ。
ちなみに、ヒロ内藤からヒロ斉藤を連想してしまうプロレスファンが私は大好きです。